抽象と具体の架け橋

できることを増やすために様々な活動をしています。 誰かの新しい挑戦の糧になれば幸いです。

手記 ~ 思い出の天丼 ~

仕事が急に休みになっても、
どうしてか、やる気はなかなか起きてくれてないもので、
昼頃までカーテンを閉め切った部屋でごろごろしてしまった。

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私を部屋の外に出してくれたのは、空腹と
ちょっとした郷愁の天丼であった。

私の暇つぶしに付き合い、電池の少なくなったPCをカバンに入れ、
ボサボサの髪を直し外に出ると、
そこはもう昼過ぎの温かい陽気な空だった。

うつろな気持ちのまま電車に乗り、外とは違う温かさに包まれ、
まだ気持ちの切り替わらない体を電車の揺れに預け、再びうとうとしていると、目当ての駅まですぐであった。

目当ての天丼やさんは、浪人しているときからよく通っており、何年も経った今も、まだ同じ味だった。

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ふと考えると、もう10年経ったのだ。

私はなにか変わったのだろうか。人は変わる必要があるのか、そもそも変われるのか。
などといった、懐疑主義の世界に浸るつもりはないのだが、10年という期間を生きてしまったことを振り返ってみると、58%位は良かった気がするものだ。

10年前にはなかったカフェで、レトロなクリスマスソングを耳にし、老舗のような空気を感じながら、10年前の自分を思い出すのも、なかなかどうして、今後への勇気をくれるのだなと中々良い日になった今日に感謝をしている。

Sany.